牛肉偽装事件で不正を正した倉庫会社の再建

いくつもの大手会社がやっていた

以前、狂牛病問題で社会不安が広がり、危険のある牛肉の一斉廃棄を国が指示したことがありました。廃棄した牛肉の代金は、税金から支払われます。牛肉を仕入れても、売れ残ることがあるわけで、でも、捨てた方が儲かる状況にしないとなかなか廃棄しないだろうから、ってことだったんでしょうかね。いくらでもごまかせる状況だったようです。牛肉を扱う食品会社では、どこも不正をするつもりでいるとの噂が飛び交い、うちだけやらないのは、と思ったと裁判で担当者が言ってたような気がしますね。

それを正した社長の義憤

大手の食品会社の数社が偽装をして儲けていましたが、そのうちの一社が偽装作業をしていた倉庫の会社社長が、延々続く偽装作業を黙認できず、偽装に抗議しましたが、はねつけられ、やむなく告発しました。それでこの偽装行為が明るみに出て、相当な額の補てん金が無駄にならずに済んだのですが、告発するまでは見過ごしていたとされて行政処分を受け、倉庫会社は倒産してしまったのです。それでも社長は人々の善意を信じ、本を出版したりして細々と社会に訴えかけていました。

倉庫会社が再建された

消費者グループなどが、社長の倉庫を使うよう働きかけたこともあり、幸いなことに社長の倉庫会社は再建され、現在も営業しています。まだ事件前の状態にまで戻っていないことは残念ですし、見て見ぬふり推奨のような、あの結末ってどうなんでしょう。なんで他の取引先までもが一斉に荷物を引き上げたんでしょう。社長の義憤には共感していたと思いたいですが。社長のような人がひとりもいなくて回っている社会だとは考えたくないですが、あの結末では。

3PLとは、「サード・パーティ・ロジスティクス」の略語で、保管などを含めた広い意味での「物流」全般を、他社にアウトソーシングすることです。